本当に自由な働き方とは何か

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ACALLでデータエンジニアをしている島袋です。
ACALLに転職して、はや三ヶ月半。会社の方針でかなり早い段階で在宅勤務推奨になったため、リモートワークも早いことに三ヶ月ほどしていることになります。

ACALLのVisionに共感し入社した私ですが、入社当初は、製品を通して世の中をどういう風にしたいのか、という点は少し曖昧でした。自分の状況に照らし合わせて、なんとなくリモートでも働きやすく、プライベートの時間を大事にしやすい環境だと良いなと感じていたくらいです。

このコロナの状況を受けて、その考え方が自分の中で少し明確になりました。一言でいうと、「選択肢を増やす」ことが大事、と考えるようになりました。

予想外の在宅勤務の始まり

入社後三週目での在宅勤務の開始は、オンボーディング的な意味でやや不安はありました。一方で、自宅がオフィスから遠いこともあり、慣れてきたらリモートで働きたいと考えていたため、在宅での勤務は当初むしろありがたく思っていました

在宅勤務開始前から、土日の引きこもり生活用に、机、椅子、ネットワーク環境は完備していたこともあり、開始のハードルは非常に低く、マイクとスピーカー、家族との合意形成のみで自宅での仕事を始めることができました。

しかし一ヶ月もすると、ずっと家にいないといけないことに負担を感じるようになってきていました
コロナ以前であれば、気分転換にカフェで勤務したり、少し長めに休憩をとってお昼を食べに行くという選択肢もあり得ましたが、外出の自粛が叫ばれ始めた状況下ではそれもままなりません。

かろうじて買い物には行けましたので、徒歩でスーパーやコンビニに行くなど、積極的に身体を動かすようにはしていましたが、一時期は生活リズムを作ることに苦労していました。

働き方を選べないことの不自由さ

私は、コロナ以前であっても、休みの日は家で本を読むかPCを触っているような、インドアな人間です。
そのため、上述のように、当初は自宅での勤務は非常にありがたく、今でも家での勤務をメインに働き方を設計していきたいと考えています。

しかし、家に居ることを強要されるような事態が、これほどまでに堪えるものであることは、体験して初めて気づくことができました
最低限、近所のカフェや飲食店に行く自由が欲しいというのが今の正直な感想です。

厚生労働省の「働き方改革 特設サイト」では、次のように述べられています。

「働き方改革」は、働く方々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするための改革です。

私達が直面した自粛下での在宅勤務を考えると、この「選択」という言葉がカッコがつくほど重要な言葉であるということが身にしみてわかります。法案の内容を含め、私達は本当に働き方を「選択」できるようになりつつあるでしょうか。

在宅勤務の例に関わらず、私達が仕事中に自分の自由にできることはそう多くはありません。社会情勢や法律、周囲の人間関係や志向性など多くのものに左右されています。
つまり、実質的に選択肢が狭まる、自由度が下がる状況に常に置かれています。

働き方改革の一例としてあがることの多い成果主義は、選択肢を広げる方法のわかり易い例です。成果主義という言葉の意味をそのまま受け取るのであれば、プロセスを基本的には限定しないということになるからです。
もちろん、法律的、予算的な条件はあるでしょうが、例えば慣例的に行われているだけのものについては従う必要がなくなるため、仕事上の選択肢を増やすことにつながります。

しかし、水泳の自由形の例に漏れず、画一的な指標による成果の測定は、実質的に選択肢を減らすことにもつながります。

働き方を選択するためには何が必要か

経済学の一分野であるゲーム理論では、選択できる行動と行動のペアに対する点数が与えられた際に、合理的に考えた場合、人間がどのような行動を取るかを分析するための理論体系です。

逆に言うと、ゲームのルールが決められている中では、人間が実質的に取ることができる選択肢は限定されかねないということをも意味しています。

現実には分析できるレベルに状況を単純化することは難しいですが、置かれた状況によっては取れる手が少なくなるという事態は、想像に難くないでしょう。

そのような状況で、理論上、選択肢を広げるために私達ができることは、ゲームのルールを変更することだけです。具体的には、選択できる行動を変更する、もしくは行動のペアに対する点数の付け方を変更する、の2つだけになります。

どれも容易なことではありませんが、個人や企業のような、そこまで大きくない単位で取り組むには、少しでも選択肢を増やすような選択をし続けることが、良いのではないかと考えています。

ACALLの製品が、少しでも働き方の選択肢を増やすようなものになれれば良いなと、個人的に思っています。

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